こんにちは。
資産運用ブロガーのアオキ(@aoki_inv)です。
FXをはじめる前に読む本としてオススメされていることが多い「はじめてのFX 1年生 儲かる仕組み損する理由がわかる本」を読んだ書評をまとめてみました!
著者の木暮太一さんは、経済学を中心にたくさんの本を出されている有名人ですので安心感があります。
このFXの本も2009年の本ではありますが、非常にわかりやすく学べる良書だと思いました。
現在もFX入門書としてオススメされているのもわかりました^^
僕が良書だと思ったポイントは下記です。
- 為替になじみのないFX初心者でもわかる
- しっかりFXのリスクについても書かれている
- FXに取り組むにあたっての心構えがわかる
- 単純に説明がわかりやすい。
こんな感じの印象です。
それでは書評まとめてみます。
「はじめてのFX 1年生 儲かる仕組み損する理由がわかる本」を項目ごとに書評!

1時間目:FXとは?
そもそもFXって何?という章ですが、やはりわかりやすいです。
なんでそもそも外貨投資するの?というところから説明されています。
2時間目:FXの儲けのポイントとは?
- スワップポイント(金利差)
- 為替の差益(為替変動)
FXはこの2つで利益を出すことが学べます。
為替についても、円高と円安どっちが得だかこんがらがるという人も多いかと思いますが、ここについてもわかりやすく説明されていました。
経済が強いと通貨も高くなる。
為替レートは国の経済の規模、もしくは期待を示しているP47
これは基本として覚えておきたいところです。
3時間目:FXの損するポイント!
- スプレッド
- レバレッジ
この2つの用語が出てきます。
レバレッジはなんとなく聞いたことがあるかと思いますが、「スプレッド」はFXをやっていないとあまり聞かない用語なのではないでしょうか。
スプレッドは買値と売値の差で、FX業者の手数料になります。
FX会社を選ぶときの基準になるものなので、まず覚えておきたい用語です。
4時間目:どんなFX業者がベスト?
悪徳業者かどうかを確認する方法
・FXの仕組みやリスクを十分説明せず「必ずもうかる」という広告・営業をしてくる
・突然勧誘の電話や訪問をしてくる
・記入先物取引業者の登録をしていない
・顧客からの預かり資産を別管理していない
・通貨の売値と買値が明記されていない
・システムが安定していない
P105~109
2009年のFX本なので状況が変わっているのだと思いますが、悪徳業者との契約を防ぐチェック項目の記載があるのは助かりますね。
この章にある「自分にあったFX業者を選ぶ方法」も参考になります。
5時間目:トレーディングのやり方
実際の取引画面の画像と一緒に説明されているので、取引のイメージがしやすいです。
このあたりで、自分がFXに向いているかわかり始めるのではないでしょうか。
この章でも覚えておくべき用語がでてきます。
「マージンコール」と「ロスカット」です。
▼マージンコール
損が出て保証金(元金)が少なくなってきたから追加でお金を振り込んでください!という連絡。「追加」の「証拠金」ということで「追証」ともいわれる。
証拠金(元金)に対して、含み損が○○%に達したらマージンコールが発生するという仕組み(FX業者によって異なる)
▼ロスカット
損が大きくなったので、これ以上損が出ないように、取引を強制的に終了させました!という連絡P141~144
6時間目:あなたは何型?自分に合った取引スタイルを知る
かんたんなチェック項目から、自分にあったFX取引のスタイルがわかります。
僕の場合は「マイペース放置型」でした。
FX初心者の多くは「マイペース放置型」なのではないでしょうか。
僕はFXを「ローリスク・ローリターン」または「ミドルリスク・ミドルリターン」でマイペースにやっていきたいと思っています。
7時間目:なぜ失敗したのでしょうか?
FXで失敗するポイントをケーススタディで学べます。
詳しくは本で読んでほしいのですが、FXでの失敗を防ぐポイントは下記だと学べました。
- テクニカル分析を学ぶ
- FXの基本ルールを学ぶ
- 手数料をしっかり把握する
- 感情に流されないでFX取引をする
- レバレッジをかけすぎない
8時間目:反省点を生かして取引しよう
為替レートを分析するときは下記の2つの分析方法があります。
- ファンダメンタル分析
- テクニカル分析
まずはテクニカル分析からはじめましょう!
9時間目:テクニカル分析
この賞ではテクニカル分析をするときのチャートの見方が学べます。
- ローソク足
- 移動平均線
- 抵抗線
- 支持線
これらはなんなのか?説明されています。
10時間目:投資の心構え
- 将来の値動きは予測できない
- 初心者は「売り」から入ってはいけない
FXの心構え的なところがまとめられています。
FXは「ゼロサムゲームだ」という本質的なところも書いてくれています。
ゼロサムゲームというのは、自分がもし得をしたら、同じ分損している人がいるということです。
自分が100万円儲かったとしたら、世界のどこかで100万円損している人がいてプラスマイナス0!ということです。
本「はじめてのFX 1年生」から学ぶ

2009年出版のFX超初心者向けの本ですが、やはりFXをこれからはじめる人には非常にオススメです。
この本を読んで「FX向いていない!と思う人もいるかもしれませんが、それはそれでその判断ができたことに価値があると思います。
逆にやってみたいと思えた人は、正しくFXに入っていけるのではないでしょうか。
個人的にこの本を読んで下記のことをしっかりやらないといけないなと再認識しました。
- FXの基本ルールをしっかり把握する
- FX業者の手数料をしっかり把握する
- ファンダメンタル分析を学ぶ
- テクニカル分析を学ぶ
- 感情に流されないでFX取引をする
- レバレッジをかけすぎない
- FXのリスク管理を徹底する
以上、「はじめてのFX 1年生 儲かる仕組み損する理由がわかる本」書評でした!