こんにちは!
資産運用ブロガーのアオキ(@aoki_inv)です。
「ピーター・リンチの株で勝つ(アマの知識でプロを出し抜け)」の考え方をもとに日本の個別株投資をやってきた有名投資ブロガーのエナフンさんの投資本。
「つ・な・げ・よ・う分析」の5つで株式投資を行っていく投資術で、非常にわかりやすいです。
- 【つ】強みを知る
- 【な】流れを知る
- 【げ】原理を知る
- 【よ】弱みを知る
- 【う】ウラを取る
個別株の投資を学ぶための入門本としての評価が非常に高く、実際読んでみた感覚としてもこれはかなりの良書ですね。
この記事では「株初心者が個別株投資をはじめる」という視点で、役立ったなと思ったことをまとめていきます^^
「エナフン流株式投資術」に学ぶ個別株投資
【つ】強みを知る
- 株式投資において自分の強みを整理する。(仕事や趣味など)
- いつも読んでいる業界紙に急成長中の新興企業があれば、それは有望株候補。
- 職場で何気なく使っているネットサービスの企業も面白い。
- 商品やサービスに詳しい人は、決算書やネット情報を見ているだけの人よりも強い。
- 家族の強みを把握して、教えてもらうのも良い。
また「会社四季報」を通読することを著者はオススメしています。
会社四季報通読のメリットは下記。
- 上場企業を網羅的に把握できる。
- 読み続けると相場観が身につく
- 成長株を見つけるチャンスが広がる
- 値上がりする銘柄の傾向がつかめる
株初心者は、まずは「会社四季報」で自分の強みが活かせる企業や興味がある銘柄だけじっくり読むのが良いらしいです。
そこからじっくり読む銘柄を数を増やしていきながら会社四季報を通読していくのが良いとのこと。
あの分厚い本を全部読むと考えると、考えるだけで大変そうですが仕方なしです^^;
でも確かに、興味のある銘柄から読んでいくことで株式投資を楽しみながら読み進められれば継続していけそうですね。
【な】流れを知る
- 「成長株投資」「循環株投資」「割安株投資」の3つのスタイルで投資法は違う(P65)
- 業績拡大中の企業の株価が、相場全体の動きに連動して下落したときは買い時。
- 業績と株価の乖離が大きかったらチャンス
【げ】原理を知る
- 株価は未来の業績を反映したもの
- 株価は数か月から3年後くらいの業績を織り込まれている
- 株価は金利水準に大きな影響を受ける
- 株価を決める要因は「近未来の業績」「金利水準」「リスク」「純資産価値」の4つ。
【よ】弱みを知る
- 手持ちのお金がないなら、資産運用するための種銭をまずは作る
- 克服困難な自分の弱みを把握して、弱みを回避できる投資スタイルを選ぶ
【う】ウラを取る
- 企業分析するときの5つのポイント
- 成長性
- 健全性
- 企業の商品とサービス(収益性と競合)
- 企業の外的要因
- 優れた経営者はいるか
まとめ:初心者から個別株投資をはじめる
「少額から個別株を買ってみて、そこから会計や財務分析について勉強する」とこの本に書いてありますが、初心者が個別株投資をはじめるならまずはこれですね。
僕自身、個別株に投資したことはありませんが、個別株に投資するタイミングがきたら下記のような手順でやってみようと思います。
- 自分の強み分析(仕事や興味etc)
- 自分が良く知っているジャンルで、良いと思った会社を会社四季報で読んでみる。
- 少額で実際に銘柄を買ってみる。
- その銘柄を教材にして会計や財務分析を勉強する。
ただ、現状は株価暴落リスクが高まっているので、やるのであれば少額で個別株投資をしてみて様子を見たほうがいいかもしれません。
僕は老後資金&年金代わりで楽天VTIに投資していますが、これはこれで積立投資しつつ、もっと短期で資産を作るためにハイリスク・ハイリターンの投資として個別株投資、不動産投資などに取り組みたいと思っています。
暴落がきてチャンスが来た時のために、軍資金を貯めておいたり、少額で投資したり、投資力を高めておいたり準備しておきたいですね。