こんにちは。
資産運用ブロガーのアオキ(@aoki_inv)です。
資産運用入門書として評価が高い「投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント」の第二版です。
バートン・マルキールさんとチャールズ・エリスさん著の投資本ですね。
- ウォール街のランダム・ウォーカー
- 敗者のゲーム
それぞれ、上記2つの名著の著者が書いた本です。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」「敗者のゲーム」を読んでみたけど難しくてよくわからない!という場合は、「投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント」の第二版を読まれてみると良いのではないでしょうか。
個人的に参考になったなと思ったところをピックアップしてみます。
年齢別の資産配分は何%にすべき?
バートン・マルキールさんとチャールズ・エリスさんで、オススメする年齢別の資産配分比率が違っています。
①バートンおすすめの年齢別資産配分
20~30代 ⇒ 株式75~90% 債券25~10%
40~50代 ⇒ 株式65~75% 債券35~25%
60代 ⇒ 株式45~65% 債券55~35%
70代 ⇒ 株式35~50% 債券65~50%
80歳以上 ⇒ 株式20~40% 債券80~60%
「投資の大原則(第2版」より引用
②チャールズおすすめの年齢別資産配分
20~30代 ⇒ 株式100% 債券0%
40代 ⇒ 株式85~100% 債券15~0%
50代 ⇒ 株式75~85% 債券25~15%
60代 ⇒ 株式70~80% 債券30~20%
70代 ⇒ 株式40~60% 債券60~40%
80歳以上 ⇒ 株式30~50% 債券70~50%
「投資の大原則(第2版)」より引用
①バートンさんの方は守り、②チャールズは攻めてリターンを取りに行くという感じでしょうか。
僕は②チャールズさんの方でいこうと思っています。
莫大な資産を持っている人は①バートンさんの配分を選んでもいいかもしれませんね。
S&P500連動のファンドはおすすめしない理由
- アメリカで取引される株全体の70%に限定される
- 残り30%の株(中小企業)が急成長する可能性がある
こういう理由でS&P500連動のファンドをおすすめしないとのこと。
S&P500の指数連動ではなくアメリカ市場全体に投資した方が良いとの主張ですが、これも人それぞれ好みによるところかと思います。
急成長する可能性がある中小企業も、急激に落ちる可能性もあるわけで、結局はリスクをあまりとりたくないならS&P500指数連動ファンドを選ぶのも良い気がします。
逆にもっとリターンを取りたいならアメリカ株式市場全体に連動したファンドに投資するのが良いでしょう。
長期投資で勝つ5つのルール
- できるだけ若い時から計画的に貯蓄に励む
- 政府や企業の貯蓄優遇や課税軽減制度を最大限に活用する
- インデックスファンドで広範な分散投資を図る
- リバランスを通じて資産配分を守り続ける
- 市場価格の変動に惑わされない
「投資の大原則(第2版)」より引用
シンプルながらインデックス投資をする上で徹底して守っていきたいルールですね。
最近はつみたてNISA、iDeCoなど国に税金優遇の制度もできています。
iDeCoについては個人的には利用するかどうか慎重に考えたほうがいいと思いますが、つみたてNISA、NISAはぜひ活用したい国の制度です。
まとめ:投資の大原則(第2版)人生を豊かにするためのヒント
本の中やamazonレビューなどで書かれている通り、たしかに2時間でさくっと読める資産運用入門書として最適な本だと思いました。
難しい用語もできる限り使わずに作られているので、投資初心者の方でも眠くならずに読める内容かなと^^;
ただ、アメリカの本を翻訳したものなので、不動産の考え方などはあまり参考にしないほうが良い気がします。
そこを差し引いても長期でインデックス投資をしていく上、判断に迷ったときに読み返したい本です。