こんにちは。
資産運用ブロガーのアオキです。
今回は、池上彰さん著「知らないと損する 池上彰のお金の学校」を読んでみた書評をまとめてみました!
各パートごとに、把握しておくべき内容や勉強になった箇所、感想などを書いてみましたので、本を買おうか迷っている方は参考にしてみてください。
買って読むのが面倒な方は、僕が学んだ内容を書いたこの書評をぜひ読んでみてください。
「知らないと損する 池上彰のお金の学校」書評

一限目:お金の歴史
「そもそも、お金ってなんなの??」というところから解説してくれています。
「お金の本質」と言える内容といっても良いかもしれません。
お金の起源から説明してくれているので面白いです。
昔、ホリエモンさんが「お金=信用」という話をしていましたが、この章を読むとその意味が分かると思います。
二限目:銀行
銀行が実際どんなことをしているのかを説明している章です。
銀行のことではないですが、この章で抑えておくべきことは下記の2つです。
国債の利率は長期金利を表す目安として使われます。
発行済み国債の価格が上昇すると金利が下がり、発行済み国債の価格が下がると金利は上がる。
また「株と債券は逆の動きをする」ということも大事です。
- 株の価格が下がる⇒国債の価格が上がる
- 株の価格が上がる⇒国債の価格が下がる
三限目:投資
- 株式投資
- 株価
- 債券
- 投資信託
- FX
- 金投資
- ETF
- 先物取引
これらはどんなものなのかどんな仕組みなのか?を解説してくれています。
投資したいけど、そもそもどんな金融商品が世の中にあるのか分からないという人には役立つ内容でしょう。
この章あたりから池上彰さんの主観が入るようになってきますが、興味がある金融商品があったら深堀して自分で調べていくことが大事ですね。
四限目:保険
- 生命保険
- 損害保険
- 年金
これらについて簡単に説明されています。
この章で抑えておくべきことは、下記の箇所かと思います。
保険は「みんなで助け合う」もの
自己責任においてリスクに備えるのが「貯蓄」
この「保険」と「貯蓄」は表裏一体にもなっています。
貯蓄がが少なくても、保険に入っていれば、いざというときにリスクをカバーしてくれるわけです。
反対に貯蓄がたくさんあるならば、保険に入らなくてもいい。
どっちがいいとかではなく、下記のどっちのスタンスを選ぶのか?ということですね。
- 自分で資産運用するから保険はいらないよ!
- 自分で資産形成するのは苦手だから、何かあったときのために保険に入っておく!
個人的には「自分で資産運用するから保険はいらないよ!」を選んでいます。
五限目:税金
- 所得税
- 消費税
- 特別会計という”擬似”税金
- NHKの受信料は「受益者負担」
これらについて書かれています。
所得税のパートで書かれていた、「源泉徴収」は世界的に珍しい仕組みだというのは知りませんでした。
たとえばアメリカ人は全員が確定申告しているので、税金が高いと税金反対運動みたいなことをするようです。
これに対して、日本人は源泉徴収があるので所得税や社会保険料に対して疎い気がします。
過去を振り返ってみると、20代の頃は源泉徴収で企業が社員の税金を代わりに納めているので、自分がどの税金や社会保険料をどのくらい払っているのかがピンときていなかったです。
会社員の人は、所得税や社会保険料でどのくらい自分の給料から引かれているのかを把握しておくのが大事でしょう。
特別授業①:ニュースの中のお金
- なぜ円高か
- GDP
- デフレとインフレ
この章で、なるほどなと思ったのは「GDPに闇経済は入らない」ということです。
中国ではCD、DVD、ゲームなどの海賊版が大量に出回っていますが、これは当然GDPに含まれていません。
これは別の国のGDPを見るときにも役立ちそうです。
たとえば、違法な物が多く出回っていると思われる国のGDPも数字を見るときに、GDPに含まれていない産業があるかどうか?という視点で見ることができますね。
特別授業②:身近なお金
- 給料とボーナス
- 格安商品の仕組み
- ギャンブルの経済学
この章はあまり読んでいません。
まとめ!「知らないと損する 池上彰のお金の学校」書評

エッジの効いた内容を求めている人には物足りない本かもしれません。
しかし、経済や金融について基礎的な知識を得られる本で良書だと思いました。
池上彰さんなので、やはり説明が分かりやすいので初心者にやさしいのではないかと思います。
- 資産運用をこれからはじめる人
- どんな金融商品があるか分からない人
- これから経済の勉強をはじめる人
- 金融の知識が増える
- 世の中にどんな金融商品があるか把握できる
- 経済に関する基本が学べる
たまに読み返して、経済や税金、金融についての基礎を復習するには良い本です。
資産運用初心者としては最適な書籍ですね。