こんにちは!
資産運用ブロガーのアオキ(@aoki_inv)です。
\投資家に人気の本「マンガーの投資術(バークシャー・ハザウェイ副会長チャーリー・マンガーの珠玉の言葉 富の追求、ビジネス、処世について)」を読んだ書評を書いてみます。
多くの投資ブロガーさんが薦める投資本ですが、結論から言うとかなり良書でした。
資産運用していく上で、判断に迷う時があったときに手元があると助かる本でしょう^^
チャーリーマンガーといえば、ウォーレンバフェットのパートナーとして有名です。
この本はチャーリーマンガーの発言ごとに解説を加えた内容になっていて読みやすく、個人投資家にとって勉強になる内容がかなり多いです。
その中で、個人的に参考になった箇所をピックアップしてみます。
「マンガーの投資術」の名言から学ぶ資産運用
皆と同じことをしていたら平凡から抜け出せない
インデックスファンドに投資すれば平均的な投資家以上に儲けられない。
平均以上に勝つことができなければ、それは負けると同じことだ。「マンガーの投資術」P43
長期投資では鉄板のインデックス投資ですが、これでは皆と同じことをいているので抜きんでた成果を出すのは難しいとのこと。
僕はインデックスファンドへの投資をしていますが、人生を変えるような大きな利回りは期待できないということと、資金を増やすのに時間がかかるというデメリットは感じています。
年金代わりの資金としてインデックス投資をしていくのは正しいと思っています。
ただ、やはりマンガーの言う通り「皆と同じではない投資」もやって、攻めて自分の資産を増やす投資も必要ですね。
コアサテライト運用という運用方法がありますが、コアでインデックスファンドに積立投資し、サテライトでリスクを取った投資を行っていきたいと思っています。
好機が来た時のために、現金を用意しておく
現金が鍵
金持ちになる秘訣は、投資の好機が訪れた時にすぐに行動に起こせるようにいつでも小切手口座に1,000万ドルの残高を持っておくことだ。
「マンガーの投資術」P48
マンガーの世界では、忍耐とは、手元に充分な現金を用意しておいて、偉大な企業の株価が下落して適正な水準になるまで集中力をきらさずに待ち続けることを意味する。
「マンガーの投資術」P51
定期的に必ず訪れる株式市場の暴落などをチャンスに変えるために、多くの現金を用意しておいた方が良いとのこと。
無理して手元で投資に使えるお金全部を株式などに投資してしまっては、投資のチャンスが来た時に投資ができません。
特に現在のような強気相場の時には意識したほうが良いです。
強気相場が終わり、弱気相場がきそうなタイミングで投資をするなら、ドルコスト平均法でインデックスファンドに投資しながら、キャッシュポジションを高めておく(現金を多く持っておく)ことが賢い資産運用だと思います。
「マンガーの投資術」の書評
「マンガーの投資術」という名前の本でありますが、後半は人生についての助言が書かれています。
これはこれで有益な助言があり、勉強になります。
内容は大変読みやすいので、投資初心者でも割とストレスなく読めるのではないかと思います。
また、バフェットの本はたくさん出版されていますが、この本のようにチャーリーマンガーの思考や投資哲学、名言を学べる本は少ないので貴重ですね。
本の帯で「バフェットの右腕+左腕」と紹介されているマンガーですが、ところどころでバフェットとは異なる投資哲学を持っているところが面白かったりします。
一回読んだ段階では大きいインパクトがあるような本ではないですが、資産運用を行っていく上で判断に迷う時や、マネーリテラシーを高める目的で読んでおきたい本というイメージで、個人的に非常にオススメの投資本です^^