こんにちは!
資産運用ブロガーのアオキ(@aoki_inv)です。
収入の中で大きなパーセンテージを占める支出になっている「家賃」を下げられたら、家計的にはかなり大きいです。
細かい節約をがんばる前に、まずは毎月払っている家賃を下げられるかどうかを考えたほうが効率的に支出削減ができますね^^
ということで「家賃は今すぐ下げられる! -家賃崩壊時代にトクする知恵」を読んでみました。
著者の日向咲嗣さんは、人気の本「家賃を2割下げる方法」を書いた方です。
この本がオススメの人は下記のような人です。
- 賃貸か持ち家かどちらが得か迷っている人
- これから引っ越しをして部屋を決めようとしている人
- 家賃交渉する方法を知りたい人
注意点として、この本の家賃交渉術は、今住んでいる部屋の家賃が相場より高い場合のみ有効な方法だと思います。
相場的に妥当な家賃、もしくはお得な家賃である場合は、たぶん家賃を下げられないです。
どの物件でも大幅に家賃を下げられるよう魔法のような交渉術ではないので、この点だけは気を付けておいたほうが良いですね。
とはいえ、住宅ローンや家賃を払っている人にとって、この本に書いてある不動産の知識をつけておくのはすごく有益かと思いますので、上記のような人には非常にオススメの本です^^
ここからは僕がこの本で役に立ったと思った箇所をピックアップして書いてみます。
僕は今の部屋は妥当な家賃の部屋なので、次に引っ越しするとき家賃で損しないために役立ちそうな内容をまとめています。
部屋探しサイトにも種類がある!
- 企業型(大手不動産会社が運営)
- 協会型(中小不動産会社の協会が運営)
- ポータル型(①②の物件を検索できる)
②協会型は登録物件数は少ないが「元付け物件」がたくさんある。
元付け物件とは、オーナーから直接募集業務の依頼を受けた業者の物件のこと。
P77の「使える賃貸サイトリスト」は、物件探しのときに使うサイトを選ぶうえで役立ちますね。
自分が見ているサイトが、どの属性のサイトなのかを知った上で部屋探しに使いたいです。
ネットの家賃相場を鵜呑みにしない
ポータルサイトに書いてある家賃相場を過去の募集データを平均化したものに過ぎないので、実際は書かれている家賃相場よりも低くなる傾向があるとのこと。
それよりも参考にした方が良いのが「近隣の新築物件」の家賃。
同じような条件であれば、新しい物件よりも古い物件のほうが価値は下がっているわけで、家賃交渉の時に使える材料にできそうです。
地元で営業している小さな不動産屋が狙い目
駅前の一等地で営業している不動産屋や大手は、ほっておいてもお客さんは来る。
なので、駅から離れているところにある小さい不動産屋の方が狙い目。
- ネット営業に力を入れているかどうか
- 自社サイトやブログを見て人間性などをチェック
- 自社サイトの物件情報の更新頻度を見てみる
駅から離れた場所にある不動産屋さんは、ネット営業に力を入れざるを得ない。
それに加えて家賃が安い物件を出していることが多い。
その他「家賃は今すぐ下げられる!」で役立ったこと
- 近隣の家賃相場と比較し続けるのが大事。
- もし隣の部屋の家賃が安かったら、隣に引っ越してしまうのも有り。
- 不動産屋には自分で選んだ物件だけ見せてもらうのが良い。
- 賃貸にこだわらず、物件購入して数年後売却して引っ越すなどの選択肢も持つのも良い。
- 不動産屋さんに部屋を探してもらう時代は終わった。
- 家賃比較は「めやす賃料」を参考にする
「家賃は今すぐ下げられる!」まとめ

この本に書いてある家賃交渉術をそのままやれば、確かに家賃は下げられると思いました。
その交渉方法も超具体的で、素人でもできるのがこの本のすごいところです。
ただ、この記事の冒頭でも書いた通り、この本の家賃交渉術は今住んでいる部屋の家賃が相場より高い場合のみ有効だと思うのでこの点は気を付けたほうがいいかもしれません。
家賃交渉をするような部屋でない場合であっても、この本の3つの行動原則を意識すると、長期的に住居費は抑えられるでしょう。
①いま住んでいる部屋の家賃の値下げ交渉をしてみる
②更新ごとに、家賃の安い部屋に引っ越しを検討する
③借りるか、買うかにこだわらない
特に「③借りるか、買うかにこだわらない」は、完全賃貸派の僕にとっては考え方を柔軟にできたヒントになりました。
本を読んでみると腑に落ちると思います。
長い人生通して払い続ける住居費を安くできるヒントが書いてある本なので「家賃は今すぐ下げられる!」は良書ですね^^