こんにちは。
資産運用ブロガーのうるすす(@urususu7)です。
人気漫画インベスターZで紹介された、本多静六著「私の財産告白」を読みました。
その中で紹介されていた本多静六式「給与1/4天引き貯金法」を紹介してみます!
地味で堅実な方法ですが、低収入のサラリーマンがお金持ちになるには、この方法しかない気がしたので記事にしてみました^^;
会社員がお金持ちになる!本多式「給与1/4天引き貯金法」って?
- 通常収入の1/4を天引きで貯金
- 臨時収入は全額貯金
毎月の給料の1/4を天引きで貯金に回し、さらに副業の収入は全額貯金に回す。
そしてその貯金を種銭にして投資していく。
というシンプルな考え方ですね^^;
当たり前ですが、お金を使いまくっていたら資産は増えていきません。
収入が高い人でも支出が多ければお金が残らず「貯金、資産が残っていない」という人も実は結構多いものです。
ようは「収入-支出」を最大化していくしかないので、収入が低いのであればその分支出を削っていくしかないですね。
伝説の億万長者「本多静六」の投資の考え方

給与が高くない大学教授の収入をもとに「給与1/4天引き貯金法」で種銭を作り、投資で億万長者になった本多静六の投資の考え方で役に立ったことをまとめてみました。
- 貯金とアルバイトで雪だるまの芯を作る。
- 投資の第一条件は「安全確実」
- 一時的な流行物への投資は危険
- 「時節を待つ」焦らず、怠らず、時が来るのを待つことが投資の成功につながる。
時代に関係なく資産運用に役立つ本多静六の投資の考え方です。
①のアルバイトというのは、今の時代でいうと会社員の副業にあたると思います。
サラリーマンなら副業もやって、投資資金となる「雪だるまの芯」を作る必要がありますね。
④「時節を待つ」については、この本の中にヒントがありました。
好景気時代には勤倹貯蓄を。
不景気時代には思い切った投資を。
時期を逸せず巧みに繰り返す。P48
好景気の後は、不況が訪れて金融商品の価値が暴落する。
不景気の後は景気が回復していって金融商品の価値が上がっていく。
こういう傾向が強いと考えれば合理的な考え方ですね。
しかし、本多静六が生きていた日本の時代では成り立つ考え方だったとしても、経済がこれから落ちていく日本では成り立ちづらいと思いました。
ただ、これから人口が増えていって経済成長していく国に投資するのであれば成り立つ考え方だと思います。
世界的な経済危機などが起こったときは投資タイミングだと捉えて、成長するであろう国の金融商品に投資するのが良いと思っています。
本多静六の株式投資「2割利食い、10割益半分手放し」
20%の利回りで満足してそれ以上の利回りを狙わず、20%利回りを確保しながらさらに定期預金で増やす。
元にもっていた株式の元金のみを残す。
今の時代は銀行預金の金利は0に等しいので、銀行預金ではなく、限りなくリスクが低い他の金融商品に移す形になると思います。
また、20%利回りを目安にするかは別にして、欲張りしすぎずに妥当な利回りを得られたら、それ以降狙わずにサクッと利確するのが賢い。
というくらいの解釈で良い気がします。
本多静六著「私の財産告白」書評

本のタイトルは「私の財産告白」ですが、、
- 本の前半:「投資や節約について」
- 本の後半:「生き方について」
という構成になっています。
ですので資産運用、投資について学びたくこの本を読む場合は本の前半だけ読めばOKです。
また、インベスターZ推薦!「これぞ貯金のバイブル」という帯が本についていますが、具体的な節約方法などが書かれているわけではありません。
でも個人投資家が投資家としても心構えを学ぶという意味では非常に良書だと思います。
資産運用や投資をやっている、またはこれからやっていくという方は本の前半だけでも読んでみてはいかがでしょうか。
本の前半だけではあれば100ページほどなので、サクッと読めます。