こんにちは。
資産運用ブロガーのアオキ(@aoki_inv)です。
今回は積立NISA(つみたてNISA)をはじめるにあたって、僕が調べた積立NISAの細かいルールをまとめてみました。
積立NISAについてざっくりわかっている方や、積立NISA運用中の方にも有益な記事です。
まず、積立NISA(つみたてNISA)について簡単におさらいしてみます。
- 投資対象商品:基準を満たした投資信託、ETF
- 投資方法:積立のみ
- 新規投資期間:2018~2037年
- 非課税期間:20年
- 年間投資可能金額:40万/年
- 投資金額合計:800万円(40万円×20年)
こんな感じですね。
それでは積立NISAの細かいルールについて書いていきます。
初心者に役立つ!積立NISAの細かいルール10選
①積立NISAと一般NISAは同時に使える?
同時には使えません。
つみたてNISAか一般NISAか、どちらかを選ぶ必要があります。
つみたてNISAと一般NISAは年単位で変更が可能ですので、変更したい場合は積立NISA口座を作っている銀行または証券会社で手続きしましょう。
②「積立NISA」⇔「一般NISA」を途中で口座変更できる?
途中で口座切り替えすることはできます。
- 積立NISA → 一般NISAへの切り替え
- 一般NISA → 積立NISAへの切り替え
どちらのパターンもできます。
ただし、切り替え時に「NISA口座区分変更の申込み」の手続きが必要になります。
区分変更申込書類のやり取りなどで時間がかかるので、約1~2週間かかるとみておいた方が良いです。
③「積立NISA」⇔「一般NISA」で運用商品を引き継げる?
これはできません!
たとえば、積立NISAで運用していた投資信託をそのまま一般NISAに切り替えても引き継いで運用できるか?ということですが、できないのです。
この場合は、積立NISAで運用していた投資信託をそのまま持ち、一般NISAに切り替え後は新しい金融商品を買うという形になります。
④積立NISAやると、どのくらい節税効果があるの?
シミュレーションをもとに計算した結果、下記ぐらいの節税効果が見込めます。
▼毎月3万円積立(20年間)年利7%で運用した場合:
運用益 :8,112,182円
節税効果:1,647,990円
▼毎月3万円積立(20年間)年利5%で運用した場合:
運用益 :5,023,733円
節税効果:1,020,571円
▼毎月3万円積立(20年間)年利3%で運用した場合:
運用益 :2,629,817円
節税効果: 534,247円
投資結果次第ですが、ざっくり上記の赤文字くらいの金額の節税効果が見込めると考えてよいでしょう^^
ちなみに計算に使ったシミュレーションは下記です。
既に積立NISAやられている方は、積立額と運用年数を入れてみてシミュレーションしてみるといいですね。
▼カブドットコム証券(つみたてNISA かんたんシミュレーション)
https://kabu.com/item/nisa/tsumitate/sim.html#graph
⑤積立NISAで運用できる投資信託って具体的にどれ?
積立NISAで投資できる金融商品はかなり限られています。
金融庁のホームページにまとめられていますので、一度見てみると良いでしょう。
▼つみたてNISAの対象商品(金融庁)
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/target/index.html
基準を満たした金融商品にしか投資できないので、上記から選ぶだけで銀行などが提案してくるダメな投資信託よりも運用益が出る可能性は高くなると思います。
ただ、長年運用するものなので、できるかぎり情報を集めて自分で納得したベストな金融商品を選ぶといいですね^^
⑥売買手数料は年間40万円の中に含まれる?
含まれません。
ETFを買う時にかかる売買手数料で40万円の枠を消費しないで済みます。
ですので、単純な投資金額の枠が年間40万円と考えてOKです^^
⑦積立NISAで運用する金融商品を、途中で変えても大丈夫?
変えられます!
積立する金額も途中で変更OKです。
ただ③で説明した通り、もともと運用していた金融商品を引き継いで運用することはできませんので新規で改めて買っていく形になります。
⑧使いきれなかった年間40万円の残りは翌年に繰り越しできる?
繰り越しはできません。
例えば1年で38万円投資して2万円余った場合、次の年に残った2万円を繰り越しなどはできないです。
その年でしっかり40万円使い切る形で積立金額を決める良いでしょう^^
⑨課税口座で出た利益を積立NISA口座の損益と相殺できる?
他の口座と利益の相殺はできません。
積立NISAで利益が出ても損が出ても、外の課税口座の方と相殺することはできないのです。
NISA口座は他の口座とは独立しているものと考えればわかりやすいですね^^
⑩積立NISA口座はどこで作るのがお得なの?
ネット証券会社で作ることがオススメです。
楽天証券かSBI証券どちらか。もしくは両方で作っておけば間違いないでしょう。
理由は取り扱っている金融商品の豊富さと使いやすさです。
特に楽天証券の方は、楽天カードで積立を引き落としにすると投資金額1%分の楽天ポイントが還元されます。
不確実な投資の世界で1%の利回りが確定しているということになるので、これは大きいですね。
まとめ
今回は積立NISAのルールについてまとめていってみました。
長期積立でインデックス投資していく形であれば、積立NISAを開設して投資していくメリットは大きいですね。
今後も初心者が知らなそうなNISAのルールなどがあれば、この記事に追記していってみようと思います。
また、実際に僕自身が積立NISAで金融商品を運用していってリアルな運用実績など載せていこうとも思っています。
それではまた!